子どもたちの環境学習・・・SDGsと伝統文化について勉強しました!川北町立中島小学校5年生
2024年11月22日㈮に川北町立中島小学校より依頼を受け、5年生13名とSDGsや伝統文化についての勉強をしました。5年生は総合的な学習の時間に「環境」について学ぶことになっています。
事前に中島小学校のことや中島町についてたくさん調べてくれていてパワーポイントで紹介をしてくれました。
その後、当社が取り組んでいるSDGsの内容についてお話し、「V Tuber玉姫ちゃんと学ぶ 北前船が育んだ食文化」というDVDを視聴してもらい、江戸時代に栄えた北前船により、北海道から昆布やにしんが運ばれたことによって、北陸ならではの昆布巻きや大根寿司が作られたこと、また、物や設備がない江戸時代におけるごみを出さずに物を使い切る生活を知ることや伝統や家庭の味の大切さを知ることなどを学んでもらいました。
中島町には加賀雁皮紙・加藤和紙という特産があります。この紙は天明3年から川北町で漉かれている和紙です。雁皮紙の特徴は繊維が繊細で強靭、なめらかで光沢があり、その上虫害に強く永年性があることで、古くから和紙の紙王といわれ重宝されてきました。中島小の卒業証書はこの手すき和紙を使って作成されているそうで、子どもたちもこの伝統をこれから先も継承して欲しいと願っています。
この考え方をもとに、自分たちが出来ることはどんなことだろうと考えを出し合いました。
・新たに雁皮を植える
・雁皮と同じ成分のものを探す、開発する
・みんなに和紙の良さを知ってもらう
・伝統にお金を使えるように国の資産でなんとかしてもらう
・後継者、体験者を増やす
・和紙を楽に機械で作れるようにする
提示された課題解決のために、どのカードを使い、どのように解決に向かって進めていくかグループで話し合い発表しました。
どの意見も5年生にとっては素晴らしいものでした。
伝統文化の大切さや継承することの意義、また自分たちの生活を見直して持続可能な取組を考えるとてもよい機会となったことと思います。