食育イベント『吉野葛について学びを深めましょう!』を開催しました!
12月3日(土)14:00~16:00、12月4日(日)10:00~12:00と2日間に渡り、旬彩 杉の家(小松市原町ワ111)さんにて、奈良県吉野の老舗葛菓子専門店の吉田屋さんをお招きして『吉野葛について学びを深めましょう!』と題した食育イベントを開催しました。
吉田屋さんは、創業140年(明治15年創業)を迎える桜で有名な奈良県吉野の葛菓子専門店で、創業当時にはめずらしく女性が創業者です。吉野葛を使用した葛湯や葛菓子を代々受け継ぎ、現在は、四代目の吉田冨美さんが社長で2人の娘さんが企画や商品開発などで支えています。
風邪の初期に飲む葛根湯に代表される漢方薬から和菓子まで大活躍の葛は、秋の七草のひとつで、赤紫色の藤を逆さにしたような美しい花を咲かせるそうです。葛粉は山芋に似た形の大きな塊根からとれるでんぷんです。知っているようで知らない葛について、一石二鳥の楽しみ方を教えていただきました。
葛粉100%の「本葛」と本葛50%にさつまいものでんぷん50%を混ぜた「吉野葛」のそれぞれのなめらかさや粘り気、とろみの違いなどを、実際に葛湯を作りその違いについて目と舌で確かめました。さらに、たくさんのきのこと地元根上産の丸いもと国造ゆずを使い葛粉でとろみをつけたきのこ汁をいただきました。
葛には血行促進の効果があり、寒い時期にぴったりで冷えた体も芯から温めてくれました。また葛に含まれるフラボノイドは、血管を拡張する作用や神経系を安定させると言われているそうです。葛粉は片栗粉よりは高価になりますが、滋養あるとろみは日頃の体のメンテナンスにぴったりということで、毎日の食事に少しずつ取り入れていきたいなと思います。
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